多焦点眼内レンズ手術の駆け込み受診
- 白内障、屈折矯正
- 2020.01.10
多少点眼内レンズ手術が、今年4月から先進医療から外れることになり、先進医療保険に加入されている患者さん達の駆け込み受診が増えてきました。
多焦点眼内レンズ手術は、手術によって白内障と老眼を同時に治すことを目的に行われていますが、20代、30代の眼に戻れるわけではなく、決して万能ではありません。
遠くから50cm〜60cmまではっきり見えるレンズや、遠くと近く(40cmなど)が見えるレンズなど数種類の多焦点レンズがあり、ご希望の生活スタイルによってこれらのレンズを使い分けることで、ほとんど眼鏡なしで生活することができるようになります。
その一方で、レンズによっては夜間にライトの周りに光ににじみが出たり、30cmなどの手元や薄暗いところでは近くの文字が見えにくいため、場合によっては老眼鏡が必要になる、などのデメリットもあります。
多焦点眼内レンズは、ほとんど眼鏡なしで生活できるようになるというメリットは多いですが、上記のようなデメリットもあるため、多焦点眼内レンズ手術に対する先進医療保険の期限が迫ってはおりますが、手術するかどうかは、担当医とよく相談されてから決められると良いかと思います。