急性緑内障発作

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

年明け早々に急性緑内障発作の患者さんが来院なさいました。年末から左目の痛みがあったそうですが、休日当番医を受診せずに当院が診療開始日を待っておられたようです。

眼圧左)64mmHg(正常範囲は21mmHg以下)と上昇しており、角膜(黒目)と水晶体の隙間が狭くなっており、至急処置が必要な状態でした。時間が経った急性緑内障発作は手術が必要になる場合が多いのですが、幸いにレーザー治療で治すことができました。レーザー治療後1時間ほどで、眼圧も12mmHgに下降し、痛みも取れて見えるようになってきた、と患者さんも安心され喜んでおられました。

眼球の断面イメージですが、正常範囲に戻りました

急性緑内障発作は、突然目の痛み、かすみ、頭痛が起きます。今回は、幸い視力も回復しそうですが、手遅れになると失明してしまう病気です。

もし、このような症状が起きた際は、早めの眼科受診をお勧めします。

緑内障治療